書籍の感想になります。筆者さんは元々現実主義な方で、このようなタイトルの本を出すとは、と冒頭で述べられています。かくいう私も心理学・脳科学・あとはマクロにも少しは影響ありそうな量子論は信じているものの、ガチスピリチュアルは信じ切れていない。そうだったらいいな。ならやらなきゃ損だ、お得でノーリスクだし。といった程度の感覚だ。筆者さんはナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」も潜在意識に落とし込むことで自然に行動が変化し、現実化する。と解釈していた。その解釈などは、全く一緒だ。ついでにその現象やヒントに気付ける。までいれたら私と一緒なので、感覚はかつての筆者さんに近いと言えるだろう。
一方、結局運しだいとしつつも私よりも行動力があるため、魔法のようなメソッドを実践して科学的に証明してやろうというスタンスらしかった。ちなみに最初に目を付けたのはドーパミン。うーむ、あなたは私か。
感想とは言え、こういった自身との類似性の記載はほどほどに要点を、と思うが、なかなかどうして引っかかる点が多いのであった。
1.最短ルートとは「考え方の土台である」
これは、テクニックよりもマインドや在り方が先にあるよねというものである意味当たり前である。むしろなぜテクニックが人によって効果が変わるのかってなものの答え(要因)だ。筆者はインターネットを通して人の行動パターン、願望実現の成功例失敗例を集めていたようだが、斎藤一人さんの「未来は勝手にやってくる」でストンと腑に落ちたようです。天国言葉とかね。
2.幸福になる方法には確信が持てない
章を飛ばしてまとめていくことにするけど、不幸になる方法には確信は持てないかい?嘘ばかりついて周囲に総スカンくらって追い出されるとか、酒とギャンブルに金使って貧乏のドン底とか。愚痴ばかりいってるとか。
じゃあ、嘘をつかなければ、節約をすれば、心清く生きていけばうまく行くかというと(必要条件だろうけど)「とは限らない」と考えてしまわないだろうか。「人にやさしくしても」幸福になれるかは別問題と。ネガティブでいると不幸になれるのにポジティブでいても幸せになれない。
この疑いの気持ちが願望実現を塞き止めているんだよ、と。
私なぞはこの辺で唸るもんだ。確かにそう過ぎて。一億円手に入るって分かっていたら頑張れるけど、手に入るかわからなくて、労力やリスクがあるからやらない、みたいな。
ちなみにポジティブな言動をしていれば幸福になれるのは、確実であるというのが本書の答えだったりする。
3.未来は勝手にやってくる
考えてみなくてもその通りで時間は経過するが、ベルトコンベアのようだと筆者はいう。100円を投げて乗せたら運ばれてくるように。つまるところポジティブを乗せたらポジティブが帰ってきてネガティブをのせたらネガティブが帰ってくる。乗せるものは言葉、行動、思考。
今にフォーカスしろというが今の自分の行動が未来になってやってくる。
本当に当たり前だろう。受験勉強したから当時の自分のレベル以上の大学に受かるようなもんだ。
別の章だったと思うが筆者はこうも述べている。ポジティブパワーでネガティブを打ち返すとボールの反発力のようなもので、エネルギーが倍増する。
即ち、「めんどくさい家事をやると部屋がスッキリして心身の健康や仕事のパフォーマンスが爆上がる。」みたいな感じ。めんどくさい運動をすれば健康になったりマッチョになるように。
これはとてもいい。とてもいいぞ。やれ効率化やらなんやらで避けていた面倒なことやれば幸せになると分かったらモチベ爆上がりだ。
面倒なマッチングアプリで面倒なデートの練習をして、いざ理想の女子が現れたら口説けるようになるという塾の思想ともおなじだ。(実際にはモテの界隈でも言われている。)
ただ、実際には上記のような分かりやすいものではなく形を変えて返ってくることも多いとのこと。その中で「試練」にあたるものをポジティブパワーで打ち返すと、結果うまく行っちゃうみたいなんだよね。
ちなみになぜかは分からないけど、ベルトコンベアに乗せたものは大きくなって返ってくるようなので試練もでかそうだ。。。
例えば彼女が出来ることを望んだけど先輩からパワハラされた。それにめげずに成果を出すべく取り組んだら、その姿に感銘を受けた女のコと付き合うことになった。ていうエピソードも本書に挿入されたが、絶対に不平不満を言わず真摯に取り組むのも中々大変なのは私の経験からも分かる。先輩程度なら大したことないし、仕事は結局真摯にやってるんだけど。
と、実は後ろの章で述べていることも纏めて記載してしまったので、私が感銘を受けた内容は一先ず終了となる。
他にも人は本能的にネガティブな生き物で(そうしなければ生きてこれなかったから)、一度悪口などを言ってしまうと「自分も言われてるかも」と他ならぬ自分の潜在意識に刷り込まれるから言ってはならないとのことだった。困った。職場の人間関係やら、怒りっぽかったりプライドが高すぎる友人との付き合い方などは中々にスパイシーなため研究テーマとして発表したくなっていたのだが、友人には愚痴としかとらえられまい。
精々、学びは学びということでこちらに吐き出しすことにしたいが、一番の学びは、自分の機嫌が良ければ相手が悪口浴びせてきても結構流せるし思い出しムカつきしないってことだな。
まぁ。流し切っても体にネチョネチョしたものが付着したのを感じる。呪いとかうんことか呼んでるけど、わざわざ浴びるもんじゃないよねえ。とっとと禊ぐとして
あと書き残しているものは何かと読み進めた。人に与えるのも大事。例だと仕事のマニュアルを渡すとかだけど、必要そうだったらやってることだから意外とクリアしてるか?
愛を与えましょう~。コンベアで返ってきますよ。そういえば、それもあって人は自分から誘う(私はあなたが好きですと示す。)のは重要とも思ってんだよな。男女関係だけの話をしてるわけじゃないけど、自分から誘わない男だったのは自覚がある。曰く、女性は男より圧倒的に受け身だとか。
だんだんと箇条書きにしていきたい
・人からありがとうと言われる。自分が言うことの何倍もパワーがあるのだとか。
・相手に求めない。この辺は自責思考があれば大丈夫。人に「~してくれない、自分ではどうにもできない」って相当なネガティブパワーみたいだ。
・あの人は何故と考えない。いい人なのに不幸みたいとか、悪口ばかり言ってるのに結婚生活順調そうなど。人のことを100%理解なんかできないんだから、人のケースの検証は無駄である。ダメすかーって感じだ。その人生百景から学んできたところはあるのだが。検証はさておき、メンターに学ぶのは良しとしようか。
いよいよ本書もクライマックスに近づき、先に述べた試練がやってきたりもします。でも、試練の形は関係のないものに変わっているので本人には気づけません。よくあるテクニックで「ワクワク感を維持しよう」というものは、ネガティブをポジティブで打ち返すための奥義のようなもの。ゲームのラスボスを倒すと姫が手に入ると思ってやり続けるしかありませんね!
そうやってワクワクしながら立ち向かっているとどう考えても立ち振る舞いや言動が自信に満ちたものに変わる。これがエネルギーレベルが上がるということ。
・願望実現とは
どうやって願望をベルトコンベアに乗せるかというと、そこは各種テクニックだ。アファメーションでも夢ノートでもいいらしい。ここでやはり結婚したいではなく、結婚出来て幸せいっぱい!と投げるのは重要とのこと。潜在意識が働いて結婚したいと願っている自分が叶ってしまうという努力逆転の法則だね。やり方としてのオススメは壁に貼って毎日眺めるみたいな感じだ。
最近とみに自分の脳裏に引っかかること、ゴール、目標を決めるということ、ベビーステップで始めて、確信をもっていくということ。これに結局帰ってくるのである。
ベルトコンベアに乗せる願いはいつ叶うかな、ではなく淡々と投げること。忘れたころに叶うとはこのことか。
なるべく穏やかな表情で過ごして天国言葉を言って不平不満を漏らさず。日々に感謝して過ごしていこう。20年かけるつもりでやってみな。20年かからないから。と。
途中から最近好きなレッサーパンダ系ユーチューバーが混じってきてしまいましたがこの辺で!
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